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骨粗鬆症と骨折

日本は、高齢化社会を迎えています。 それと同時に最近、高齢者を中心に「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」という骨折をよく耳にします。 実は、この骨粗鬆症は、腰痛と関連して今、大きな社会問題になっています。

骨粗鬆症の推定患者数は1,000万人以上といわれています。 脊椎や大腿骨頸部 (けいぶ)の骨折が原因で寝たきりになった高齢者は現在約10万人、しかもその骨折の主な原因は骨粗鬆症とのことです。

骨粗鬆症とは、骨がもろくなって、身長が低くなったり、背中が丸くなったり、背中や腰痛を伴う病気です。 もし骨粗鬆症になると、つまずいて転ぶだけで簡単に太もものつけ根や手首を骨折します。 高齢者に多いのは、高齢であることに加えて、カルシウム不足、運動不足、ビタミンD不足などがあげられます。 特に、更年期を迎えた女性は、エストロゲンという女性ホルモンが不足して、カルシウムの量が減るため、男性に比べて骨粗鬆症を発症する率が高いといわれています。

女性で早い人だと、40代から始まります。 そして、年齢が上がるにつれて増え、高齢者に当たる80代女性だと3人に2人が骨粗鬆症にかかっているそうです。

腰痛と関係ある骨粗鬆症の予防法

腰痛とも関わりのある骨粗鬆症を予防するには、若い時から対策するにこしたことありません。 若い時に骨塩量、カルシウムの量を蓄えておき、年を取るにつれて減少するカルシウムの減少スピードを遅らせるのが大事です。

カルシウムやカルシウムの吸収を促進するビタミンDを含む食品を摂ったり、骨を丈夫にする運動を行ったりするのが効果的です。 一方、喫煙やコーヒーの飲みすぎには注意が必要です。 また、若い時の無理なダイエットも、本来増やすべき骨塩量が増えず、いずれ骨粗鬆症になる契機となる危険があります。

骨粗鬆症を予防するには、日頃から1日1000mgを目標にカルシウムをとる、1日2〜3km歩く、戸外に出て日光に当たるのが、3原則です。

また、40代になると、骨塩量を測定しましょう。 骨粗鬆症になると、太もものつけ根と背骨を骨折しやすくなります。 転んだりしりもちをついたりしないように注意です。

もし、腰痛だけでなく骨粗鬆症になったら、カルシウムの摂取、ビタミンD製剤やビスホスホネート製剤の服用、女性ホルモンの補充療法などが治療で効果があります。 カルシウムの摂取は牛乳が一番です。

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福辻鋭記

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